手痛い失敗談です。
- 投資を始めて失敗
株や投資信託に興味を持って売買するようになって約5年程経ちました。
今日は最初に投資を始めてみたときの失敗した話を紹介します。
- 投資を始めて失敗した実体験
- 失敗からの学び
目次
投資信託の失敗談
まずはその失敗の物語から・・・
株や投資信託
物語に入る前に株や投資信託等、投資について少し触れておきたいと思います。
投資というと、次のようなイメージがあるかもしれません。
- 言葉からして難しい。
- 初心者は損をする。
少し調べた方だと、もっと詳しいイメージになっているかもしれません。
- 企業(銘柄)を全部見るの?そんなの無理。
- 決算報告書を見ても何が何だかわからない。
- チャートを見ても良くわからない。
- SNS等で騙されそう。
それらのイメージは実際に始めてみれば意外にも簡単だったという事がわかると思います。
もちろんそれなりの努力は必要ですが。
一歩踏み出してみると思いのほか簡単で、どんどん投資額も増えてしまうかもしれません。
ある程度知識を得たからといって、必ずしも利益が出るわけではありません。
それと同時に必ず損失が出るわけでもありません。
しかし、始めるときはより慎重になっていただきたい・・・。
これは物語を読んで頂ければご理解いただけると思います。
それでは、以下の失敗の物語をどうぞ。
私が始めたとき
私が5年程前に始めたとき、既にリーマンショックから数年がたっていました。
アベノミクスにより、株価はどんどんと伸びており、周囲の人からも「株で家を建てた。」ような話を耳にしていました。
元々それ以前の学生の頃から興味はあったのですが、中々売買するには至りませんでした。
就職する前も、今になってみれば少し買えるくらいの貯蓄もあったのですが、買えないだろうと口座だけは作って諦めていました。
就職してからは投資に時間を使っている時間的な余裕はありませんでした。
いや、正しくはいくらでも作れましたが、他の事の優先度をあげ、投資の優先度が低くなってしまいました。
話を戻しますと、5年程前にようやく深く学び始め、売買に踏み切る事になります。
私は余りチャートから予想したりすることは考えていませんでした。
それなりに重要ではあり、特に短期的な売買にはチャートは重要になってきます。
※失敗からの学びでも書きますが、人が売買しているので、短期的にはチャートが重要になるのだと思います。
しかし私はあまり短期的な損益は重要ではないと考えていました。
ある程度中長期的に見た投資をしたいと考え、そういう知識を学びました。
結局は「会社が利益を出せるのか」という業績が重要であり、余りチャートは気にしていませんでした。
その事(チャートよりも会社を見る事)自体は、今回の失敗の要点ではなかったように思います。
で、会社の決算報告書を見たり、IRを見たり、投資信託の目論見書を見たりしていました。
見ていく中で、私も冒頭にある通り、すべての会社を見るなんて無理だなと思いました。
ちなみに今でも見てません。利益を上げ続けるような方はすべからく見てるんでしょうか?
最初に買うべきもの
まず最初に買うべきものは投資信託だと思いました。
私は最初はとにかくやってみないことにはわからないと思っていました。
そのため、まず買ってみるという事を考えたときに、投資信託が良いと判断しました。
その理由は二つあります。
- 個別の株よりも変動が小さい(変動のリスクが低い)。
- 売買が金額指定で申し込むだけで簡単(売れないリスクが低い)。
リスクが小さい分、リターンも小さくなります。
もし損失が出たとしても、勉強代だと思って割り切って売買を始めました。
一方で、リターンの小ささから、ある程度の額を売買しました。
あまり統一性の無いこの選択があまり良くなかったのかもしれません。
「早く勉強をして、早く自分の投資スタイルを確立したい」
「投資は複利なので、早く始めないと損をする」
そういう思いもあり、社会情勢などを無視し、売買に突入しました。
このときは社会情勢等もどれほど株などに影響するかを理解していませんでした。
先のとおり、会社の利益等がすべてだと思っていました。
社会情勢が会社の業績にどれほど影響するか理解していませんでしたし、社会情勢そのものが株価に与える影響も理解していませんでした。
結局、次のような投資信託を購入しました。
- J-REIT連動型
- 日経平均連動型
- 米国株連動型
- 外国株連動型
- 新興国連動型
2015年5月末でした。
チャイナとギリシャ
何故このタイミングだったのか。
チャイナショックとギリシャショックが起こります。
私の日記によれば、ギリシャの方の影響が大きかったと分析しています。
そしてさらにそれらよりも「利上げ」の方が影響が大きかったのではとの分析でした。
確かに世界恐慌の時の靴磨きの少年の話は有名です。
私程度の人間が投資を始めるような時代は既に売りたい人しかいない状態だったのでしょうか・・・。
勉強代と思っていたものの、予想以上に損失が出ました。
リスクが低いとはいえ、投資信託も十分にリスクのある商品です。
投資額の10%程の損失を出してしまいました。
投資信託で10%って中々です。
- ちょうど私の買ったタイミングで世界の株価は下落、失敗しました。
こんなのマネしないで・・・。
って、したくても余程タイミングが合わないとできないですね・・・。
失敗からの学び
何が悪かったのでしょうか?
その学びが大切です。
リスクの小さい投資信託を選んでおきながら
投資額を高く設定してしまい、結局それなりの高いリスクとなっていました。
考えに統一性が無かったのは、失敗以上に失敗を痛感します。
行動する前に、ベースとなる考えはチェックした方が良いと思います。
経験不足
端的に言えば、このケースで最も失敗だったのは知識の不足だと思います。
社会情勢というものが株価に与える影響を理解できていませんでした。
書籍などを見ても、こういったことはあまり書かれていません。
「生」の経験は身を持って体験する事となりました。
やはり書籍で学ぶだけでは、頭でっかちな知識となってしまうのだと思います。
知識ではなく、経験が必要だと感じました。
一応、書籍を批判しているわけではありません。
書籍も確実に知識として役に立ちます。
ただ、全てはカバーできないのです。
書籍に書かれてはいない前提の上で書籍の知識は役に立ちます。
事実、その書籍のやり方で十分利益を出す場合もあるわけです。
リスクのある投資というものを始めたのです。
もっともっと生の経験を積んでから、大きく踏み込むべきでした。
株は会社の業績だけではない
先にも書いていますが、社会情勢というものが株価に与える影響を理解できていませんでした。
そしてこれ以外にも株価に与えるものが様々あるという事を学びました。
※これはこの経験からだけではないですが。
特に株は人が売買しているという事が大きいですね。
最近はAIが株の売買をしていたりもしますが、人がやっているというのが中心にはなるはずです。
恐怖心だとか、欲だとか、そういう要素が相乗以上に強いという事を知りました。
中々身銭を切らないと学びにくいのですが、どうか株は教科書通りには中々いかないという事をご理解いただければと思います。
半面学んだ事もある
やはりいきなり手を出すという事の危険さは身をもって知りました。
こちらの失敗ではいきなり手を出すことをせず、様子を見る事をしています。
まあ、結果的に失敗している事は変わりないのですが。
似たような経験は続けているのですが、その失敗を軽減してくれているだろう事は確かです。
また、このようなリスクを抜けば、大局的には比較的会社の業績に左右される事になります。
つまり書籍の知識は十分に生きるという事です。
短期の勝ち負けなんてどうでもいいんだって。
長期で勝たないと意味ないじゃん!
まとめ
いかがだったでしょうか?
書いて思い出しているうちに、なんでこんな有益な事他に書かれていないんだろうと思ってしまいました。
私が情報を良く見ていないからなのでしょうか・・・?
私の投資に関する失敗談が役に立てばうれしいです。
今回の失敗談は「学びが大きいはず」と、強めにプッシュさせていただきます。
中々自分事に感じないかもしれませんが、自分事と捉えて頂ければ幸いです。
- まずは経験を積みましょう!それまでは小さく!
- 株価は会社の業績だけじゃない!社会情勢は大きい!
ここまでお読みくださりありがとうございました!